とても御贔屓にしていただいている
みなみの青大将こと上方講談師の旭堂南青さん。
今までに
鞄と名刺入れ。小銭入れ。長財布。を作らせていただきました。
今回はリュックタイプの釈台入れをご注文いただきました。
はて?釈台とは?という方もいらっしゃると思いますが、
(私もいまいちピンとこなかったため、製作前に現物を見せてもらいました)
70センチ×40センチ程の組み立て式の机で
講談をする時に前に置いて、
調子良くメリハリをつけて語るために
扇子でその釈台を叩いたりする、という具合のもののようです。
その釈台というのは
座布団と共に会場に用意されているものではなく
個人所有で講談の度に持って行くのだそうです。
持ち歩くにしては
70×40センチはなかなかの大きさです。
お手元に2歳児が居る方にはわかりやすいと思いますが
こんなサイズ感。
天板がすっぽり入り、
他のパーツが出し入れしやすいように
長めのファスナーと
内側に小さな部品を入れるポケット付き。
ふた、肩紐に南青さんの紋、覗き梅を刻印。
鞄の底には底鋲を打ちました。
受け渡しは近所の公園にて。
暑いんで、とサラリと着物姿で。
中身が空なので、少しクニャリとしておりますが
背負ってもらい撮らせていただきました。
せっかくなので正面も。
着物姿がしっくりくる、さすがの講談師さん。
以前作った、斜めがけの鞄を使ってくれています。
釈台が楽に持ち運びできますように。
いつもご注文していただき、
完成まで気長に待って頂き本当にありがとうございます。
南青さん、奈良テレビの金曜18時の情報番組の司会や
関西の他、東京でも講談されております。
最近は、チェロやバイオリンも背負って移動しますようね。まさか釈台迄、持ち運びだと思いませんでした。張り扇が、良い音になる様に。